TD124初期モデル(15,000番台) 
EMPORIUM仕様 フル・レストア済 極上品

+グレイオリジナルキャビネット(竹内製作) 
(アームレス)

価格 540,000円 (消費税込 送料別)
TD124初期モデル(15,000番台) EMPORIUM仕様 
フル・レストア済 極上品
+グレイオリジナルキャビネット(竹内製作)(アームレス)
販売中 販売済  
電話番号
メールアドレス
0479-25-1140
greythorens@kind.ocn.ne.jp
5年間保証書 メンテナンス・マニュアル 専用オイル付


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以下レストア担当竹内のメモです。
本機の再生音は電気臭さというものが意識されない、というか無縁の音楽が必然として聴き手に示されます。 それを実現させているのが音楽への明晰さです。 これは力として聴き手に意識される音のひとつひとつがその本質をあからさまに見られるほど見事に出しているのです。 音楽固有のリズムの刻み方がまた巧みで、実にスムーズに流れ弾み、リズムの頂点がはっきりとしているのに滑らかなのです。 そして低音域の歌も心地よいのです。 本機は実によく低域が歌ってくれます。 決して低音の電気的な塊などは縁のない雄弁な低音です。
本機の再生音の明晰さは協和音に足された不協和音を構成する音の存在を明らかにしてしまうほどです。 それで音楽が多面多様となって響きが深く表現されることになります。
ピアノのタッチは明快かつ真なる打撃音から始まっていき音の伸びは尋常ではありませんし、オーケストラは威圧的にならずに自律的に轟いて、音色は音の実態から分離せずしっかりとして耳を楽しませてくれます。 そのためか、構成がしっかりとしている感じを受け、演奏者がどういう風に音楽を伝えたいのか、自然と聴き手のこころに入っていくように思えてなりません。

さらに本機の特長は再生音域レインジが広く感じられます。 これは音が抜群に伸びるためにそう思えるのでしょう。 音が自然に伸びれば再生帯域の分析などは自然に意識から遠のいてしまいます。 再生で重要なことは聴き手に機器を意識させずに音楽だけを聴かせることにあるのです。 本機はその役割を十分に果たしています。
組み合わせているキャビネットについて。 これは私が製作したキャビネットであり、60年代初めに製作されたトーレンス社製ST104キャビネットより音場の澄みが勝っています。 しかし、低音域の押しはオリジナルのほうが勝っています。 しかし、十分すぎるほどの低音域はもちろん出ています。 このあたりは好みの分かれるところで、オリジナルの低音はしばしば音の濁りとして音楽に貢献するくらいの味があります。 しかし、この濁りを好まない人には受け入れられないようです。 本機の場合、音の伸びが格段に良いため、それを音楽に生かそうとすればグレイ製キャビネットのほうが効果があり共感していただけると思い、組み込んでみた次第です。
塗装後一年ほど経過しているため、きれいに乾いて塗装面も落ち着いており、音への貢献度も高いものです。

ご購入後、欠品部品を手配したり、修理を依頼する必要のない、極上品です。

このセットに相応しい、SME3009S2最初期型と初期型の良い保存状態のもの(すべてオリジナル部品で改造や後発部品に取り換えられていないもの、ナイフエッヂの刃がかけていないもの、オリジナルアームケーブル等)、そしてアームボードも在庫していますので、ご希望の方はお知らせください。


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