1950年に発売された英ガラード社製オートチェンジャーです。
写真を見ればおわかりのとおり、居間の空気を壊さないコンパクトにまとめられた
高性能オートチェンジャーです。 トーレンスよりも早く、ベルト・アイドラー方式を採用しており、レコードをかければ、聴く人は何故かこころほぐれるのです。 このオートチェンジャーもTD124をレストアする竹内が責任を持ってレストアしましたので動作が非常に安定しており、
一度LPをセットすれば、12インチ盤、10インチ盤をそれぞれ6−8枚程度連続演奏が可能です。 あとは気に入った椅子に座り、読書なり、窓の外をぼんやり見るなり、うたたねもして良いのです。
このモデルは英デッカ社製BEAU DECCAやモノーラルDECOLAに搭載されており、
1950年当時の家庭用モデルとしては最高級のグレードでした。 英ガラード社の中でも、ダークブラウン塗装のものは品格があり、同じガラード社製4HF以降のモデルとは雰囲気も違い、味わいが違います。 そもそも、このモデルが全うなかたちで、完動品として販売されたことは久しぶりなはずです。 何故なら、33回転と45回転はベルトとアイドラーにより駆動されています。 そのベルトがほとんどの場合、切れているか硬化してしまったために33回転と
45回転は動かないはずです。 ただ78回転のみベルトなしでアイドラーに直接プーリーが接します。 そのため、このモデルはたまに市場に出ても、3スピードにもかかわらず78回転専用として販売されていました。 ベルトが経年変化で使用不能になったためです。
今回、グレイでは、ベルトを潤沢にストックしていますので、いつまでも33回転と45回転を楽しんでいただける80Aモデルを販売できるようになりました。
蘭RONETTE社製のクリスタルカートリッヂは古いものですが、素晴らしい音質でLPレコードを再生します。 もともと、10インチや7インチ盤は、クリスタルカートリッヂの電蓄で再生されるよう考慮してカッティングされたはずですから、かえって仰々しい装置よりも、こころに響く音楽が躍り出てきます。 もちろん、交換針も古い英国製RONETTE専用ダイヤモンド針を、ヨーロッパで数年かけて探し出しストックも潤沢にありますので、安価にいつでも交換していただけます。 これはおもちゃではありません。 造作が堅牢です。
どうか、音を聴きに来て下さい、遠い銚子まで。
大歓迎です。
もっと詳しく
GARRARD MODEL80A オートチェンジャープレイヤー 極上完動品
+オリジナルキャビネット+蘭RONETTE社製カートリッヂ
価格 140,000円 (消費税別・送料別)
このオートチェンジャーに英PYE BLACKBOX電蓄アンプ(1950年代製)と英WHITELY社製スピーカー(1940年代末)を組み合わせたセットもご用意できます。 数週間かけていろいろと組み合わせてみて、このセットをお薦めします。 高価なカートリッヂ一個分の価格で、これだけの音が出ます。 アンプのトランスに発熱は少なく、快適です。 音もダレません。
寝転がって聞いてみてください。
GARRARD MODEL80A オートチェンジャープレイヤー 極上完動品
+オリジナルキャビネット+蘭RONETTE社製カートリッヂ
+英PYE BLACKBOX アンプ+英WHITELY スピーカー
+収納家具キャビネット
価格 250,0000円(消費税別 送料別)
取り扱い説明書(英文コピー付)
販売中 売約済