いろいろなタイプのTD124が存在しますが、皆様はTD124はMk.1・2の2機種のみなのにそのカテゴリーの内で各クラス別にTD124がわけられている事について不思議に思われるはずです。 今回はこの事について書いてみたいと思います。
TD124Mk.1・2共、各年代・製造時の状況において、仕様が少しずつ異なっているという事実はすでにご存知だと思います。 販売に当って少しずつ仕様の異なるそれらのTD124をひとくくりにして、どれもトーレンスTD124ですから、どのタイプを買っていただいても大丈夫です等と言って販売するのには少なからず疑問を呈するのです。
その理由はTD124をお求めになるお客様に、はたしてどの年代のTD124が自分の求める音であるか、どの様な音がするのかはわかっていないからです。 今までのオーディオ店等では、TD124専門店でないためにその事についての知識は乏しく、ただどれでもTD124であるとお客様に述べる事しかできませんでした。 そして、安易にお客様に選択権を預けてしまうというのはいかがなものかと考えるのです。 専門店ならではの知識と経験を生かして、お客様に明確なコンセプトに基づいたTD124をプレゼンすることも選択肢のひとつではないか。 そして、アナログレコードをもっと良い音で皆様に聴いていただきたいという理念に依るのです。 ただ、これでは販売における利益の追求はできませんが、あえて一般では企業秘密に属する技術的な方法も公開しています。 扱うレコードプレイヤーはTD124のみで、一台のレコードプレイヤーを仕上げるのに最低15日。最高レベルのものを仕上げるのに1ヶ月〜3ヶ月費やし、その性能については万全を期す。 
グレイはそういうTD124の専門店です。



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TD124における方針と販売について