プーリーについて

つづみ形のもので円周の小さいものが60サイクル用・大きなものから50サイクル用となっています。いずれも円形の中央部、ゴムベルトの中心部分の当る箇所1ｍｍほどの平らな部分があり両側はゆるやかなテーパー形状になっています。　中央のへこんだ部分には2本の色わけされた小ネジがうめこまれており、モーターより伸ばされたローターシャフトに取り付けます。　この時この色分けされたネジは黒色のものを先にしめ、次に白色のネジをしめつける様になっています。　上部にはバランス用の切れ込みが作ってあります。　このプーリーは経年変化により、その表面に汚れや腐食がありそれらをクリーニングしたのち充分、研磨をしなければなりません。　
ゴムベルトはこのプーリーに引っ掛けるのではなく張り付いた状態でステッププーリーに動力を伝達します。　
それ故の研磨なのです。　もしこれらが不完全ならベルトに不用な振動が発生し回転を不安定にします。　
時々小さなキズがあるものもみうけられます。　これらもできるだけ修繕しなければなりません。　そして、ベルトを取り付けられた状態においては前途のプーリー本体の中心部とベルトの中心部がかならず一致していなければなりません。
もし一致していない場合はモーターの高さ調整が合っていないためであり、モーター取付ゴムの不良が考えられますので調整、又は交換が必要となります。

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