ステッププーリーにはいくつかのバージョンがありますが大別すると2種類有ります。
Mk.1初期の帽子タイプのものと、中後期タイプとMk.2等に使用された傘タイプのもの。
この二種類共ホイールバランスをとったものや2個の穴が開けられたもの等いろいろです。
その構造は、帽子タイプはシャシーよりとりつけられたシャフトに上からかぶせるもので、ベアリングはこのシャフトの上にのるようになっています。 シャフトの入る部分とベアリングの下部にはオイルだまりがあります。 このタイプの長所は音質的に堂々たる再生音が得られる半面、ベルトにかかる部分が回転部の下部にあるため、「わらう」という現象がありがちです。 
その現象は一台一台微妙に異なるので、程度に応じて調整するしかありません。
後期、Mk.2等は傘タイプのものですが、帽子タイプのものにくらべて重心のバランスがよく、「鳴き」や「わらう」という現象は生じません。 このタイプはシャシーに専用パーツがもうけられ上部よりはめこむようになっていますが、ベアリングを使用していないため底部にプラスチックプレートが装着されています。 底部にはやはりオイルだまりが切ってあります。 
ステッププーリーの高さ調節は帽子タイプはシャシーに取り付けられたシャフトがネジ2本でとめてあり、これをゆるめてシャフトを上・下させ調整します。 傘タイプはみじかいボルトとナットにより高さ調節をします



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ステッププーリーについて